前回、「ドライバーを集める工夫 <前編>」と称し、「実際にドライバー募集に成果を得ている事例」をいくつか紹介しました。
前回は、あくまで初歩編であり、今回はより深堀りしてご案内したいと思います。
(前回の「HPリニューアルしろ!」って、それだけじゃあまりにあまりですよね)
前回、以下のように書きました。
『「就職」という行為は、仕事を求める人(求職者)が、ある会社の将来性を購入するという行為と考えられます。購入の対価は、求職者自身の能力であり、時間であり、将来性であるわけです。』
つまり、仕事を求める人(求職者)は、会社という商品を購入する消費者と言えます。
求職者の求める商品力が、会社になければ売れ残る(=採用できない)
求職者の求める商品力が、会社にあればきちんと売れていく(=採用できる)
便宜上、求職者から見た、採用活動における会社の商品力を「採用力」と名づけましょうか。
採用力に関しては、以下のようにイメージすると分かりやすいと思います。
小難しそうに見えますが、内容はシンプルです。
つまり、求職者が魅力を感じる採用力を用意して、それを適切な方法で宣伝広告しましょう、ということですね。
これを称して、僕は、以下のようにまとめています。
採用活動においては、会社が『説明できる「採用力」をつけること』が必要である。
魅力のない会社に人は集まらない。
これは当たり前の話です。しかし、当たり前の話にも関わらず、多くの会社、もしくは人事採用担当者が忘れがち、もしくは目を背けがちな話でもあります。
魅力のある会社にすることが、採用難を乗り切るもっとも王道の方法であることは、今一度再認識すべきです。
ただし。
僕の経験上、魅力のひとかけらもない会社というのはありません。
魅力に乏しい会社はありますけどね。
求職者にアピールできる会社の魅力を発見し、それを最大限にアピールする。
もちろん、新たな魅力を創ることも同時に行う。
それを、HPなどできちんとアピールする。
その上で、前回書いたような、HPリニューアルや、就職情報サイトの活用、紹介制度の活用などが初めて活きてくるわけです。
今回の話は、運送会社に限らず、採用活動に悩む多くの会社で共通する内容となりました。
次回は、より具体的な方法について書きたいと思います。
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