横浜で絹関連を取り扱う商社として活動する松村株式会社のWebサイトリニューアルを手がけました。
その制作事例をご紹介しましょう。
※記事中では敬称を省略しています。
松村株式会社 Webサイト
松村株式会社について
松村株式会社は、明治41年(1908年)創業、つまり創業110年を迎えた横浜の老舗企業です。
生業は、絹を中心に取り扱う商社です。
(関係ないですけど、当社のお客さんって、創業年数が長いところとか、専門商社が多いです)
少し、歴史の話をしましょう。
教科書で習ったとおり、ペリー、つまり黒船の来航により長く続いた鎖国は解け、日本は開国しました。徳川幕府が倒れ、明治政府が樹立、日本は近代化への道を歩み始めたわけです。
1858年に締結された日米修好通商条約に基づき、同年、横浜港は開港しました。
以降、横浜は海外の文化を迎え入れる窓口として、また日本を代表する貿易港として、現代に至るまで繁栄を続けています。
開国してしばらくの間、生糸、もしくは絹織物はとても重要な輸出品でした。明治政府にとっては、貴重な外貨獲得手段だったわけです。そのため、横浜には今でも生糸関連の建物が多く残っています。
以前、当ブログでも取り上げた旧日東倉庫日本大通倉庫も、生糸を保管する倉庫でした。
江戸時代には単なる田舎の漁村だった横浜が、街として繁栄するきっかけは開国でした。
その繁栄を支えた産業が、絹であり絹織物であったわけです。
松村株式会社は、絹とともに横浜の歴史を支え続けた老舗企業です。
そういった由緒ある企業のWebサイトリニューアルをお任せいただいたのは、とても嬉しく、また名誉なことでしたね。
Webサイトリニューアルの概要
Pavismが手がけた、松村株式会社のWebサイトリニューアルの制作内容は以下のとおりです。
- Wordpressによるサイト構築を実施
- デザインは、市販のデザインテンプレートを購入しカスタマイズ
- 使用している画像は、そのほとんどを当社で撮影
- ライティング、校生および校閲は承っていません
ポイント
旧来のWebサイトは10年前、つまり創業100年を機に制作したものでした。
当然、10年のあいだに、松村株式会社も変わり、WebやらITをめぐる環境も変わっています。
当社が松村株式会社にご提案したのは、以下でした。
「Web体質」というと分かりやすいでしょうか。
一般論として、企業が、営業活動や広報活動、採用活動などを行う上で、Web(※Webサイトだけでなく、SNSやクラウドサービスなども含めたWeb総体のこと)は必須と言えます。
今回のWebサイトリニューアルは、そんなWebを活用できる「Web体質」に企業の体質改善を行うための第一歩としてご提案しました。
イメージ的には、こんな感じですかね。
今回のWebサイトリニューアルをきっかけに、社員の皆さまに「発信する習慣」を身に着けていただきたいとご提案しました。発信する先は、松村株式会社Webサイトであり、ブログ。そしてFacebookなどのSNSです。
なので、松村株式会社のFacebookページ、シルクショップマツムラのFacebookページも作成しました。
◇松村株式会社Facebookページ
https://www.facebook.com/matsumura.yokohama/
◇シルクショップマツムラFacebookページ
https://www.facebook.com/シルクショップマツムラ-180541602595970/
まとめ
当社と松村株式会社は、今後保守運用フェイズのお付き合いに入っていきます。
と言っても、「ページの追加/更新/修正」がメインではなく、レクチャーを中心とするお付き合いになるかと考えています。
少し余談を...
例えば、秋元運輸倉庫株式会社Webサイトは、当社が全面的に運用を行っています。月二回発行するメルマガ「秋元通信」を含め、Webサイト全体、Facebookページも、当社が更新、情報発信を請け負っています。
秋元運輸倉庫のWeb発信体制は、(自画自賛になりますが)充実していると言って良いでしょう。少なくとも、競合他社でここまでやっている会社はなかなかありません。
松村株式会社では、このレベルを求めるのは難しいでしょう。
ブログの更新も、Facebookページの更新も、もしかしたら月に一回、半年に一回...といったレベルになってしまうかもしれません。
でも...、それはそれで良いと思うんです。
正確には、「それでもいいじゃないか!?」というくらいに、気持ちに余裕を持って「Web体質への改善」を図るべきだと思うんです。
Webでの情報発信を考えた時、もしくはWebで積極的に情報発信を行っていこうと考えた時、障害になるのってなんだと思いますか?
ひとつ挙げるとしたら、私は、「隣の芝生は青い」現象だと思います。
○○さんのところは、毎週ブログを更新しているらしいぞ。
□□さんのところは、毎日Facebookに登場するよね。
△△さんのところは・・・
そりゃ世の中、頑張っている企業はたくさんあります。
でも、これまでWebの「ウ」の字も知らなかったような皆さんが、いきなりWebマーケティングの先端にいるような企業と争うのは無理ですよ。戦う前から、戦意喪失してしまいますって...
がんばりすぎないこと、楽しむこと。息切れせず、自分が走り続けられるペースでWebと付き合っていくこと。
これを心がけていれば、間違いなく企業はWeb体質へと改善していきます。時間はかかりますよ。でも、途中で自爆してしまうのは、とてもバカバカしいです。
ただし、そのための道具(WebサイトであったりSNS)や、フォロー、もしくは旗振り役は必要なんじゃないかと。
当社が、その役目を今後も果たすことができれば良いですね!
松村株式会社様、Webサイトリニューアルをお任せいただきありがとうございました。