2022年4月~2022年7月執筆実績

 2022年4月から7月に執筆した記事をご紹介します。

ビジネス+IT

 

 物流不動産、データセンター、自転車、そしていつもの物流ネタ...

 意図したわけではありませんが、今回、ネタのバリエーションが豊かですね。

 

 サイクルツーリズムは、ダメ元で編集部に提案したネタがですが、今回初めて執筆させてもらいました。僕は、自転車団体である一般社団法人グッド・チャリズム宣言プロジェクトも務めています。今後、自転車ネタで執筆の幅が広げられるとありがたいのですが。

Merkmal

 Merkmalにおける僕の執筆記事は、こちらからすべてご覧いただけます。

 

 "「派遣トラックドライバー」は物流危機を救えるか? サポート体制は年々強化、かつては数日で逃げ出すことも"は、取材させてもらったランスタッド:福島氏から、「派遣ドライバーのことを記事にしてくれないか?」とオファーを受け、執筆したものです。とは言え、提灯記事を書くわけにはいきません。テーマに対し、批判的なことも含め、「坂田の記事」として記事を書くことを承諾していただいので、執筆した記事です。

 

 トラックドライバーに限ったことではありませんが、これまでの正社員=絶対正義のような価値観が崩れ、派遣社員という働き方が注目されていることを肌感覚として感じます。ドライバー不足に悩む運送会社が多い今、派遣会社に人員調達を委ねる流れは、今後さらに増えていくかもしれませんね。

NOC 「Knock」

 

 NOCアウトソーシング&コンサルティングさんのオウンドメディア、名前が「Knock」に変わってました(知らんかった...)。

 NOCさんって、基本的に好きに書かせてもらえて、かつ物流以外のネタを書かせてもらえるので、おのずと僕も思い入れが大きくなります。

 

 "「テレワークを始めてから働きにくくなった」──テレワーク時代に求められる組織論"に書いた、「『企業>従業員』の発想から、間違いが始まる」って、最近痛感していることです。

 「命令だから会社に従いなさい」、もっと言えば、従業員の不満を単なるエゴとして組織論で淘汰しようとする経営者の振る舞いは、もはや時代錯誤でしかありません。もっとも、従業員の顔色ばかり伺う経営者も増えてきたように思いますが。

LOGISTEED CAFÉ (日立物流)

 3本とも、良い記事ですね。

 いや、僕の筆力ではなく、日立物流さんの取り組みのことですよ(笑

 

 最近、CSRだのSDGsだのESG経営だのと、「企業も社会に対してきちんと貢献しなさいよ!」という風潮がとても強いです。

 もちろん大切なことですよ、こういうのって。

 

 でも本当に大切なのは、企業本来の役目である利潤の追求も行いながら、社会に対して貢献することじゃないかと。その点、日立物流さんは、物流ビジネスの隆盛を目指すことで、社会貢献にきちんと取り組んでいると尊敬できる企業だと、本気で思っています。

LOGISTICS TODAY

 

 LOGISTICS TODAYさんでは、初めて純粋な意見記事を執筆させてもらいました。「物流業界を二極化するデジタルデバイドの正体」です。

 「NXとソフトバンクの遺伝子が、運送業界を変える」は、MeeTruckさんの広告記事ですが、とても興味深いです。

 

 求貨求車情報のインターフェイスを、スマホに限定して設計・提供するというのは、常人にはちょっと無い発想です。この選択が功を奏するかどうかは、もちろん今後を見ないとわからないわけですが。

 先日、あるシステムインテグレーターと話していて、「実はスマホ向けのアプリケーションの方が、最近ではユーザーフォローの手間が少ない」という話も聞きました。

 

 MeeTruckさんのような、従来の枠にはとらわれない発想ができる企業が、もしかすると物流業界のデジタルデバイドを解消できるのかもしれません。

+Automation

 日本GLP、三井物産、豊田自動織機の合弁会社で、物流ロボットのRaaS(Robotics as a Service)を提供する+Automationさんでも執筆させてもらいました。

 こういう言い方もなんですが、単純におもしろかったです、+Automationさんのお仕事。

 

 物流ロボットって注目されつつも、一方で「でもさ、まだまだなんでしょ?、物流ロボットって...」といった見方をする人も多いです。今回、+Automationさんのお仕事をさせてもらって、それが違うことをしっかりと勉強させてもらいました。

『秋元通信』&『和泉通信』

 秋元通信記事へのリンクはこちら

 

 「運送会社・倉庫会社における営業活動が難しい理由と、協働の価値を考える

 

 今回期間中で、特に思い入れのある記事はこちらですね。

 営業って、企業活動の基本中の基本です。売上を作るのは営業の役目ですから。そして売上がなければ、利潤の追求もできないわけです。

 ところが、運送会社、倉庫会社って、総じて営業が苦手です。
 この問題って、今まで何度か論じてきましたが、本記事では小島さんという、秋元運輸倉庫さんの営業さんを枕に考えています。

 

 ここ数ヶ月で、物流ジャーナリスト、物流ライターと名乗る方が、すごく増えた気がします。
 Merkmalを始め、各メディアでも物流をテーマとした記事が増えていますし。ニュースとSNSが切っても切れない関係になった今、コメントが集まりやすい物流ネタは、各メディアにとっても美味しいのでしょう。

 

 一方で、ただ人の心を煽るだけの、芸能誌のような記事も増えてきました。嘆かわしいことです。

 

 だいぶ以前、村上春樹氏のエッセイで、「新しいものをつくることよりも、良いものをつくるほうが大切である」といった趣旨のことを読んだ記憶があります。今の状況を見ると、「良いものをつくる」ことの大切さを、あらためて感じています。

 

 過渡期にある物流ビジネスを良い方向に推し進めるためには、ときに業界の人たちにとっては不愉快なことも書くべきです。
 「コメントが付く記事」「SNSで注目を集める記事」も大切なんですけどね。そのことを目的にするのではなく、「良い記事」を書いた結果として、注目を集めることができるよう、精進していきたいと考えています。

 

 今後とも、よろしくお願い申し上げます。