「絶園のテンペスト」というマンガを読んだ。アニメ化もされているので、ご存知の方も多いかと思う。
このマンガ、実に興味深い展開をする。A、B、まったく正反対のコンセプトを持つ魔法の木があり、どちらかの木を必ず倒さなくてはねらないというのが、このマンガ内における世界観の根幹を成すルール。ただし、間違った選択、つまりA、Bのうち、正しいコンセプトの木を倒してしまうと、人類は滅亡してしまう。
物語の前半では、登場人物たちはそれぞれA、Bのサポーターとなり、己の信念にのっとって死闘を繰り広げる。どちらも、自分の選択を正しいと信じ、人類の存亡をかけて闘うが、決着はつかない。
物語の後半では、戦った敵味方が仲間として団結。A、Bのどちらのコンセプトが正しいのか、共に模索する様が描かれる。
興味深いのは、ふたつのコンセプトの正誤を図る方法。登場人物たちは、衆人の眼前で、A、Bふたつの魔法の木を試すデモンストレーションを行う。それを直接/間接的に目撃した一般人の、ネットを始めとする世論を観察(ある意味ビックデータ解析)し、どちらのコンセプトが正しいのか、その判断の材料とする。
何が言いたいのかと言うと…
今、僕は自身の起業に際して、様々な方々から助言を頂戴できるありがたい立場にあるのだけれども、皆様、頂けるアドバイスはそれぞれ異なっていて、まさに正反対のお言葉を頂戴することもある。
信頼する諸先輩から、相反するアドバイスを頂戴すれば、そりゃ迷う。皆様、真剣にアドバイスをしてくださっているので、当然こちらの迷いも深くなる。
ところがある時から、迷いがなくなってきた。
3人、4人とアドバイスを聞いている時は迷っていたが、それが10人、20人を超えてきた頃から、なんとなく達観してきたように思う。
例えてみれば。
公園のベンチに座り、散歩する犬達を観察している。あれはダックスフンド、これはコーギー、こっちはゴールデン・レトリーバーだなと。
犬種が多様すぎて、だんだんわけがわからなくなってきたので、丘に登って俯瞰して眺めてみると...
「あっ、全部犬じゃないか!?」
そんな感じ(わかりにくいかな)
ま、皆さん、要は「ガンバレよ!!」って応援してくださっていることに違いはないわけです。
なので皆さん、これからもアドバイスをお願いします
m(_"_)m